晴れた日は畑を耕して

縮めて「れたはを」。カードゲームとか読んだものとかの感想とか

【DM】水闇ダンタルサガ解説

 

-1.更新履歴

 

8/10.更新分

  1. 2.デッキリストを更新しました。

8/8.更新分

  1. 1.前提となるメタゲームを更新しました。
  2. 2.デッキリストを更新しました。
  3. 7.対面解説7-3.水闇自然ジャオウガを更新しました
  4. 4.採用カード解説内の《氷牙レオポル・ディーネ公》、《絶望と反魂と滅殺の決断》、《飛翔龍 5000VT》の項目を更新しました。
  5. 5.不採用カード解説内の《疾封怒闘 キューブリック》の項目を更新しました。

0.はじめに

 こんにちは。あーくんです。

 去年の【JO退化】の記事が好評かつ自分でもよく書けたと思っていたので、今回も使い込んだ最強デッキ、【ダンタルサガ】についての解説を書き残そうと思っています。

 文量が長くなってしまいますがどうかお付き合いいただけると幸いです。

 また、この記事は全文無料の投げ銭形式となっています。

note.com

 ご購入いただいたお金は、今後の調整グループの活動に充てさせていただきます。内容を読み、ご満足いただけたら購入していただけると今後の活動の励みになります。

 この記事は文字数の都合上、カード名を以下のように省略して記載させていただきます。
《絶望神サガ》→《サガ》
《蒼狼の大王 イザナギテラス》→《イザナギ》《イザナギテラス》
《冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」》→《ブルース》《「迷いはない」》
《龍装者“JET”レミングローレンツ・タイフーン》→《レミング》《ローレンツ
《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》→《レオポル》《エマタイ》
《龍素記号wD サイクルペディア》→《ペディア》《サイクルペディア》
《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》→《ウォズ》《ウォズレック》《審問》
《ドアノッカ=ノアドッカ/「・・・開けるか?」》→《ドアノッカ》《「開けるか?」》
《蝕王の晩餐》→《ダンタル》
《飛翔龍 5000VT》→《VT》
《勝熱と弾丸と自由の決断》→《PJ》
《絶望と反魂と滅殺の決断》→《ダークネス》
《蒼神龍ヴェール・バビロニア》→《バビロニア
《ストリーミング・シェイパー》→《シェイパー》
《邪神M・ロマノフ》→《M》、《Mロマ》
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》→《ディール》《「ラッキーナンバー!」》

《疾封怒闘 キューブリック》→《キューブリック

 その他、解説の際に別のデッキのカードも省略する場合がございます。ご了承下さい。

 

1.前提となるメタゲーム

2023/08/03(水)時点の認識

 前提知識は以下の記事が参考になるかと思われます。

dm.takaratomy.co.jp

 ここからあまり変わりはありません。

 殿堂直前かつ直前の大型大会からあまり変わっておらず、大会参加者全員の認識が大会終了後という前提で話を進めます。

 【ダンタルサガ】は王者です。

2023/08/07(月)時点の認識

 《サガ》自身の殿堂入りや【アナカラージャオウガ】の研究により、環境では超CS以前よりアナカラー系統の姿が多く見られるようになりました。

 他にも【青白ライオネル】も増え、反対に【赤緑アポロ】の数が減りました。

 

2.デッキリスト

2-0.8/10使用のリスト(8/10更新)

f:id:suiyotao:20230810211304j:image

 卒業式ガンメタ構築。引き強すぎて関係なかった。

2-1.8/6使用のリスト(8/8更新)

f:id:suiyotao:20230808134514j:image

メインデッキ

4 x《 冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」》
4 x《 龍装者‘‘JET‘‘レミングローレンツ・タイフーン》
4 x 《絶望神サガ》
4 x 《蒼狼の大王 イザナギテラス》
4 x 《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》
4 x 《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》
3 x 《龍素記号 wD サイクルペディア》
2 x 《ドアノッカ=ノアドッカ/「・・・開けるか?」》
2 x 《蝕王の晩餐》
2 x 《邪招待》
2 x 《飛翔龍 5000VT》
1 x 《邪神M・ロマノフ》
1 x 《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
1 x 《勝熱と弾丸と自由の決断》
1 x 《蒼神龍ヴェール・バビロニア

2-2.8/5使用のリスト

f:id:suiyotao:20230804105426j:image

メインデッキ

4 x《 冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」》
4 x《 龍装者‘‘JET‘‘レミングローレンツ・タイフーン》
4 x 《絶望神サガ》
4 x 《蒼狼の大王 イザナギテラス》
4 x 《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》
4 x 《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》
3 x 《龍素記号 wD サイクルペディア》
3 x 《ドアノッカ=ノアドッカ/「・・・開けるか?」》
2 x 《蝕王の晩餐》
2 x 《邪招待》
1 x 《飛翔龍 5000VT》
1 x 《邪神M・ロマノフ》
1 x 《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
1 x 《勝熱と弾丸と自由の決断》
1 x 《蒼神龍ヴェール・バビロニア
1 x 《絶望と反魂と滅殺の決断》

ハッシュ

【45cbcfc010b1f7bc4674a7584584f60d】

3.デッキ解説

3-0.サガループについて

 まず最初にサガループについておさらいをしておきます。

  1. 《サガ》Aが《サガ》Bを釣ってきて破壊される。
  2. 《サガ》Bが《サガ》Aを釣ってきて破壊される。
  3. 《サガ》の出た時効果である1ドロー1捨てが好きな回数使用可能に。
  4. 好きなオリジンを踏み倒してフィニッシュ

 最速3ターンかつ下準備1枚から、《サガ》が2枚揃うだけで勝手に勝つ。世界一簡単なループです。

 このループを必殺技として持ったデッキの総称が【サガループ】です。

3-1.デッキの概要

 デッキジャンルは高速コンボ……ではなく、コンボコントロールと呼ぶのが最も適切だと考えています。

 最速3tで決まるサガループという必殺技を備えていることから高速ループデッキの側面が強く見られますが、その強さのあまりサガ以外のデッキはすべてがメタカードを積む羽目に。その結果として現環境で3tサガループはあまりさせてもらえません。

 その代わり【ダンタルサガ】は豊富な除去カードやハンデスで相手とリソース勝負を仕掛け、ブロッカーでリーサルをずらしながら、相手を制圧して勝つことができます。

  1. 高速でサガループを叩きつける試合。
  2. メタカードと付き合いつつ、相手のリソースを削り、《ペディア》《ウォズレック》《ダークネス》などのアドバンテージ差で勝つ試合。

 この2つのメインプランを共に高水準で行えるのがこのデッキの強みです。

3-2.プラン切り替えの柔軟性

 前述した2つのプランが密接に繋がっているのがこのデッキの強度を裏付けしています。

 図にするとこんな感じ。

 何が言いたいのかと言うと、各カードの役割が多い+デッキを回転させるカードが多いため、どんなハンドを貰っても似たようなゲーム展開を作れます。

 また、ゲーム中に手札を整えられるため、プランの切り替えも容易です。

 これにより、手札の形を大きく寄せなくても、「いつでも相手にコンボを仕掛けられる」というプレッシャーをかけながらゲームを進行することで、隙があればコンボへ移行。リソースの吐き方をミスった瞬間にコントロールで制圧。という理不尽すぎる2択を押し付け続けます。

 試合中に展開を見てどちらのプランを取るのかを後出しジャンケン的に選べるのが、このデッキの最大の強みであり、歴代最強デッキと呼ばれる所以です。

3-3.コントロールプランと手札スロット

 【ダンタルサガ】はコントロールデッキですが、他のコントロールデッキと違って、序盤からアドバンテージを稼ぐカードが入っているわけではありません。

 主にカードアドバンテージを稼げるのは《ウォズレック》《サイクルペディア》《ダークネス》《PJ》《5000VT》《シェイパー》などです。

 それまでは《「開けるか?」》や《邪招待》での除去、各種墓地肥やしに相手のメタカードを使わせるなどして、1:1交換を繰り返して相手の速度を落とします。

 こちらの妨害で相手の動きが鈍ったところに、4~5マナ域のカードを1回プレイし、一旦カードアドバンテージ差を埋めに行きます。

 そして2枚目のアドバンテージ獲得カードを使い、相手を突き放すという展開を目指すのがコントロールプランの進行です。

 こう書くと、《ストリーミング・シェイパー》は早期からリソースゲームで優位に立てるため非常に強力に見えます。

 ですが、コントロールゲームにおける【ダンタルサガ】は、序盤の手札消費はそこまで多くありません。

 コントロールゲームにおける《シェイパー》の強みは手札のスロットを増やして、マナセットを楽にすることで細かい除去やハンデスの回数を増やしながら《サガ》を抱えやすくなることが上げられます。

 しかし、その頃には細かい除去より大振りなアドバンテージカードでゲームを組み立てることが多くなるため、実はそこまで抱える必要がない展開が多いというのが自分の見解です。

 反対に、《絶望と反魂と滅殺の決断》や《勝熱と弾丸と自由の決断》は1枚で多面除去や展開補助を行えるため、実質的にドローと除去などを兼ねています。

 自分はこれを《シェイパー》のドロー+除去+除去という事象を手札スロット1枚に圧縮しているといえるカードだと考えています。

 序盤は手札の遊びが少ないこのデッキにおいて、自由枠のカードを選ぶ際はどのくらいスロットを圧縮しているかは重要な指針となります。

 特にそれが高コストのカードの場合は使用頻度やケースを明確に想像できる状態にできると望ましいです。

 また、デッキ内ほぼ全てのカードがこの圧縮を行えているため、状況を選ばず使いやすいというのが、3-2での図の裏付けになっています。

3-4.サガというデッキのグットスタッフ性

 上記のような書き方を行うと、「ではコントロールゲームの再現性を高めるために《ダークネス》は2枚採用したほうが良いのではないか」ということを尋ねられることがありますが、自分はそうは思いません。

 これも【ダンタルサガ】の特異性だと考えます。

 ピン差しのカードの多くは、「カード除去」「アドバンテージ獲得」「フィニッシャー」など、複数の役割を兼ねているため、枚数を散らして採用することで対応力を上げるほうが結果としてデッキ強度が上がることがあります。

 そして、この大量のピン差しのカードを使い分けることができる理由が3つあります

 1つ目は、3-2で書いた手札の柔軟性です。

 これは、何度も書いた通り特定の役割のみを持つカードが少ないことが理由です。

 《ダークネス》であれば、ハンデスでも蘇生でも狙えるように、ゲーム進行に影響を受けにくいです。

 こういった重いカードは多重引きするとデッキの動きが一気に重くなってしまうため、理由がない限り複数採用を避けています。

 2つ目は《イザナギテラス》と《サイクルペディア》の存在です。

 具体的に書くと、4ターン目までに《イザナギ》が絡む試合はおよそ山上を15枚ほど確認できます。《サガ》を噛ませたチェインなどもある他、ピン投のカードは5t以降にプレイすることがほとんどのため、道中で見えれば十分だと考えています。

 また、《PJ》などのカードは墓地に置いても《ペディア》で拾えるため、手札から捨てても触りやすく、2回目の使用も難しくありません。

 この2種類のおかげで少ない枚数でもしっかりゲームに絡める事ができます。

 3つ目はアドバンテージゲームに勝利した後、速やかにループに入るためです。

 つまり、何度も何度もアドバンテージを積み重ね続ける必要がないため、ゲーム中に触る1枚で良いケースが多くなっています。

 よって、高コストのカードは2枚目以降の採用を考えるより、他のカードで同じような試合が組めないかを考えたほうが結果として良いことが多く、採用する場合はメタゲームに対するアンチカードであるという認識を持つことが重要です。

 これらの理由により、【ダンタルサガ】は現代のデッキでは珍しく、ピン差しを多くしても肯定されるグッドスタッフ性を持つことが可能になっています。

4.採用カード解説

 画像が複数あるカードはバージョン分けができるため散らすことを推奨しているカードです。墓地リセ時に山札にパーツがいくつ残っているかをカウントすることができます

《絶望神サガ

 メインコンセプトその1。

 2枚揃って無限に山を掘る即死ループは勿論、早いタイミングでプレイして手札を回すシステムクリーチャーの役割を持ちます。

 手札に抱える動き、墓地に置く動き、場に出す動き(通称:置きサガ)の3つを対面ごとに使い分け、ゲームを優位に進めていくことが可能なこのデッキの核です。

 気をつけることといえば、出たターンには直接アドバンテージを稼ぐカードではない。という部分です。

 出て2ターン目以降は墓地が肥え続けるため置きリソースとして換算できますが、変換した途端にその恩恵がなくなるため、墓地リセットが入っている相手には変換タイミングに注意します。

 ルーティング能力も強力ですが、本質はマナコスト面で得する踏み倒しのカード(《フェアリー・ギフト》などが近いです)なので、目的の手札や墓地、盤面を作ることを意識して変換します。

 対面によっては《イザナギ》に変換するターンを少しずらして特定ターン内のアクションを強くして得する。という意識を身につけることが大事です。

《蒼狼の大王 イザナギテラス》

メインコンセプト2

 ループ時のフィニッシュパーツになる外、《サガ》の採掘、コントロール時のカード掘り、ターン開始時のカード除去、ロングゲームでの《ラッキーナンバー!》の撃ち回し……etc.

 淡白なテキストですが、このカードがゲームに及ぼす影響が多すぎて書ききれません。

 ぱっと見《サガ》とのコンボカードですが、《ペディア》とのシナジーも強く、どんなゲーム進行でも使用します。

 余り難しいことは考えず、《吸い込む》や《カツキング》感覚でデッキを掘っていくのでも十分強力です。

 サガ効果で蘇生するのか、手札からプレイするのかは都度見極めましょう。

 【火単】などの小型アグロにはこのカードでリーサルをずらして戦い、最終的に多面で並べて押し込むのがループ以外の終着点になります。

《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》

メインコンセプト3

 「3キルできる天門ループ」なんて意味の分からない文章を現実にしているカードです。

《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》

 上記の《サガ》《イザナギ》と合わせて山上7枚までの《サガ》2枚目の受け入れと、トリガーによるループが主な役割のほか、純粋に手札から唱えることで《サガ》を蘇生して置きサガ進行に戻すことも可能です。

 メタクリがいない状況であれば実質《サガ》8枚体制のようなもので、主にアナカラー系にダークネスの撃ち合いで手札がなくなった時のトップが強くなっている理由です。

 トリガーがついているのも勿論極悪で、どれだけ打点が揃っていてもロックをかけなければ43%でそのまま勝利します。

《冥界の不死帝 ブルース》

 手札が弱いときに渋々出す初動です。

 置きリソースなので、ブルース》召喚後に《審問》や《サガ》をプレイすることでカードの弱さを補ってゲームを進めることが可能です。

 また、パワーも打点もクソデカイため、《轟く侵略 レッドゾーン》の火力の避雷針や、《アルカディアス・モモキング》への殴り返しや、ロングゲーム時の打点として活躍します。

 いや、ほんとに。思ってるより殴る。

《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問

 メインコンセプト4

 《サイバー・K・ウォズレック

 ループフィニッシュに使用する他、6マナ時のプレイでコントロール対面へのアドバンテージ獲得やアグロ対面への蓋として機能します。

 また、《Mロマ》始動などからループの導入をこいつで行うことも多々あります。

 サガサガを作るか、《サガ》の効果が待機した状態で《イザナギ》効果を産むのがおおよその目安になります。

 《ウォズレックの審問

 問題はこっちで、このデッキが環境でここまで暴れている理由です。

 自分の手札を1枚使い、相手を1.5~2tほど遅くするというこのカードですが、「ハンデスしてからの自分の動きが弱い」という弱点がありました。

 しかし《サガ》がルーティングと踏み倒しでその弱点をすぐに巻き返せること。

 《イザナギ》で引っ張って唱えることもできることなどが噛み合い、デッキ単位で親和性が高いカードになっています。

 このデッキは【水魔導具】以外の自分より遅い相手には有利がつくデッキです。反対にアグロ対面は基盤部分では互角くらいの相性しかありません。

 特に後攻は盾に祈るゲームが多かったですが、このカードはその弱点も埋めてくれています。

 主に【赤緑アポロ】対面でその効力を存分に発揮し、《カチコミ》を叩いてゲームを伸ばす仕事が望まれています。

 他にも【5cザーディ】や【4c邪王門】といった色の多いデッキにも積極的に唱え、ハンドの初動や単色を叩くことで実質2t貰うといったプレイをよく行います。

 そして、相手の隙を伺い、タイミングを見計らってリソースを吐き出すデッキであるため、ピーピングという行為もコンセプトに噛み合っています。 

 上下ともに役割が大きい、非常に強力な1枚です。

《龍素記号wD サイクルペディア》

 パワカです。

 即死コンボパーツでありながら、コントロールプランの起点となるカードです。

 初手にいる場合は抱えられえないのでとりあえずマナに置きます。

 ループに入って《ダンタル》の盾落ちが確認されても、こいつと《「ラッキーナンバー!」》を握っていれば半分くらいのゲームは引き戻しが行われます。

 《ダークネス》や《開けるか?》を倍加してゲームを壊すのは勿論、JDがついているためおよそ《CRYMAX ジャオウガ》のパンチを正面から受け止めることが可能と、意味がわからない強さを誇ります。

 特殊なテクニックなどは少なく、ただ出して強いカードです。墓地リセにだけ注意しましょう。

《氷牙レオポル・ディーネ公 / エマージェンシー・タイフーン》

《龍装者“JET”レミング / ローレンツ・タイフーン》

 基本的な役割が同じなのでまとめて解説します。

 《サガ》の起動を進めながら手札を整えるカードで、このカードでデッキの回転率を上げているからこそ、多少の引きムラに左右されず、コンボとコントロール両方の手札を使い分けることができます。

 5マナ時に《タイフーン》+《サガ》と動くことで、コンボパーツが揃っていなくても墓地0の状態から即死させることが可能です。

 《龍装者“JET”レミング

 ループ時のフィニッシャーになる他、《レオポル》で手札を大量に抱えた際に手札から出すことがあります。

 また、《「迷いはない」》から蘇生することで、《サガ》を《ブラックゾーン》の封印から守ることも可能です。

 《氷牙レオポル・ディーネ公》

 イメージは4コストになった《卍 新世壊 卍》です。

 主にコントロール対面に上面でプレイすることが多く、出遅れた【水魔導具】や【闇火テレスコ】をリソースで押し潰して破壊することが可能です。

 特に【闇火テレスコ】対面では《サガ》やイザナギより優先してプレイを通しに行きます。【闇火テレスコ】対面が不利対面という認識を持っている人は、恐らくですがこのプレイをあまり行っていないと思うので、是非行ってみてください。

 およそ2.3ドローできそうかどうかが召喚するかどうかの目安になってくると思います

以下8/8追記

 《5000VT》を多投し、《ダークネス》や《シェイパー》を採用しない場合、投げ合い含めて相手の《VT》に対する回答があまりにも少なくなります。

 そのため、【水魔導具】や【闇火テレスコ】以外にも【アナカラージャオウガ】などに積極的に投げる択を探すようになりました。

《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》

 もう良くない?

 宣言を間違えなければ3コストでExターン。今まで使われてるデッキと同じ使い方をします。

 フィニッシュ時の宣言以外にも、《イザナギ》で唱えたのを《ペディア》で使い回してターン貰いまくる。

 なんかたまに上も出てきて《ゲンム》とか《アルカディアスモモキング》とかを弾いたりしてる。

 呪文をどこからでも撃てるようなデッキであり、墓地のクリーチャーカウントも進むと、デッキと噛み合い過ぎているフィニッシャーです。

《蝕王の晩餐》

 令和の《ヒラメキ・プログラム》。

 最後のコンボ以外だと、《イザナギ》から唱えて《ペディア》や《ウォズレック》の早出し。

 《Mロマ》や《バビロニア》に当てて《ウォズレック》の早出しからの即死。

 など、綺麗に決まったらそのまま勝つフィニッシュ札です。

 後述する《Mロマ》のため、基本的に1枚目はマナに置いています。

 調べたら動画はたくさんあったけど文章化されていなかったので、いい機会ですしダンタルループの手順も書きます。

 よく分かるダンタルループ(ブルース2枚)

  1. サガループで山を掘る
  2. パーツが全部揃ったらサガ効果で《サガ》を《イザナギ》に変換
  3. イザナギ効果で《ダンタル》を唱え《イザナギ》→《サイクル》→《ウォズ》までジャンプアップ
  4. ウォズ効果で《ダンタル》と《「迷いはない」》を唱えて《サガ》を蘇生。即叩き割って《イザナギ》を出す
  5. 墓地からサガ効果を使って1ドロー1捨てをしてから《サガ》蘇生
  6. イザナギ効果で山に戻った《ダンタル》を拾って即詠唱。《イザナギ》に当てて《ペディア》を蘇生
  7. ペディア効果で墓地から《ダンタル》を唱えて《サガ》を《イザナギ》に変換
  8. 山に返った《ダンタル》をイザナギ効果で持ってきて、《ウォズ》と《ペディア》を破壊。今墓地に行った《ウォズ》が帰ってきてcip解決前へ
  9. ウォズ効果で《「迷いはない」》と《ダンタル》を唱えて《イザナギ》を《サイクルに変換+《サガ》を蘇生
  10. サガ効果で《イザナギ》を蘇生して
  11. イザナギ効果で山に返った《ダンタル》を持ってきて、《ウォズ》と《ペディア》を破壊。今墓地に行った《ウォズ》が帰ってきてcip解決前へ
  12. 繰り返すことで《ペディア》のストックが無限に溜まって勝つ

 実際の動きを見た方がわかりやすいので詳しくはこちらを参照してください。(動画掲載許可をくれたセキボンさん、◆帽子くんありがとう!)

www.youtube.com

《邪神M・ロマノフ》

 《サガ》を出したら《ブラタイ》を唱えながら蘇生呪文を唱えられるスーパーカードです。

 別名、5枚目のサガ。

 とりあえずこいつを出して《サガ》を掘りに行ったり、その際に《イザナギ》が落ちれば《ダンタル》の当たりが広がったり……などなど、その場その場でプレイが試されるカードです。

 頻出パターンだけ書き記しておきます。

その1

  1. 《サガ》→《Mロマ》

  2. Mロマ効果で《ダンタル》詠唱→《ウォズ》蘇生で《「迷いはない」》+《ダンタル》
  3. 《サガ》蘇生。ダンタル対象《サガ》→《イザナギ》。
  4. サガ効果使って山1枚分見てから《サガ》蘇生。《イザナギ》効果。
  5. イザナギ》の山チェック+呪文分山札掘れて、そこに《サガ》いたら即死。
  6. いなくてもマナに《「迷いはない」》あったら《Mロマ》チェイン再開

その2

  1. 《サガ》→《イザナギ》+《「迷いはない」》→《サガ》→《Mロマ》
  2. マナに《「迷いはない」》or《ダークネス》でMロマ3ルックに《サガ》がいれば即死。
  3. 《サガ》がいなくても《イザナギ》で《ダンタル》拾ってこれれば《ウォズ》か《サイクル》に変換してチェイン続行。

 《ウォズレック》の項目で書いた通り、サガサガするか《サガ》効果が待機した状態で《イザナギ》効果を産むをおよそのゴールにしてチェインを続けます。

 また、偶にSAの打点として運用します。仕方がない時に手札の《サガ》が《ピーカプ》に、化ける。

 

 ここまでが確定枠となります。

 【サガループ】は前述した通りコントロールデッキの側面を持つため、これ以下のカードは不採用カードと合わせて選択枠となります。

 選択枠を取る時、自分はフィニッシャー、カード除去、アドバンテージを取るカードなどでジャンル分けをして採択しています。

  1. デッキのフィニッシャーを2枠以上
  2. 1:2以上の交換ができるアドバンテージ獲得カードを2枠以上
  3. カード除去を2枠以上
  4. 軽量除去を4枠以上

 自分が組む際は上記のようバランスを意識して採用しています。

 この記事ではデッキリストに記載した40枚を前提に話します。

《ドアノッカ=ノアドッカ/「・・・開けるか?」

役割:軽量除去札・トリガー

 【ダンタルサガ】を完成させたカードです。

 このカードが強すぎるあまり、環境から4000以下のメタカードが減り、結果としてこのカードの通りが悪くなりました。

 しかし、2コストの火力は依然として強力である事と、《ペディア》との噛み合いの良さから未だに一定以上の仕事があります。

 環境での最も強い動きは《極楽鳥》や《カンゴク入道》といった軽量システムクリーチャーを即座に割れるところにあります

 また、《シャッフ》の宣言に当たらないので、3コストと散らされているのも評価が高いです。

 もちろん上面も強力です。

 横にメタクリを添えた【鬼羅.star】や【火単】のパンチ、早期の《CRYMAX ジャオウガ》のパンチ、その他ありとあらゆる場面でワンチャンを産んでくれます。

 また、カツキングデッキに対して《審問》と《ペディア》で速度を落とさせ、雑に出てきた《ラフルルラブ》に7マナ手出しで破壊するなど、デッキに入っているだけで勝ち筋が大きく増えます。

《邪招待

役割:軽量除去札・カード除去

 《卍 新世壊 卍》と《パルテノン》に対する強いアンチカードです。

 トリガーとしても一応換算することは出来ますが、《「迷いはない」》とケア範囲が同じであるため、あまり信用は置けませんが、【火単】などのギリギリの打点で攻めてくる対面には沁みるカードです。

《蒼神龍ヴェール・バビロニア

役割:ハンデス・フィニッシャー

 構築のマエストロことフェアリー/AYNが見つけてきたぶっ飛びフィニッシャー。

 《審問》で速度を落としてからの上を抜くハンデスも強ければ、ドロー倍化も勿論強い。

 道中で腐らない上にフィニッシュ時に効果を使い回すことで、相手のデッキを好きなようにソート可能(???)

 これにより回答札をデッキの下に置くことで基本的に何を踏んでも大丈夫な状況を作ることができ、《「ラッキーナンバー!」》だけでは届かなかった範囲までケアすることが可能です。

《絶望と反魂と滅殺の決断》

役割:ハンデス・アドバンテージ獲得・フィニッシャー・ループ導入

 リソースを削ってからの2ハンデスや2除去でゲームを復帰不能にさせる力があります。

 純粋な1:2交換の中では最も強く、合計2回唱えられることからもリソースゲームを制することができるため、自分の認識ではシェイパーと枠を取り合っているカードです。

 《ペディア》下での倍化で1:4交換が決まるとそのまま勝つのもポイントが高いです。

以下8/8追記

 メタゲームの動きにそぐわないため不採用としました。交換枠は【アナカラージャオウガ】に使用頻度の高い《VT》に変更しました。

《勝熱と弾丸と自由の決断》

役割:アドバンテージ獲得・カード除去・フィニッシャー

 鬼の器用さを見せるフィニッシュ兼除去札です。

 カード除去は自分の盤面にも撃てるため、山札を増やして《ジョーカーズの心絵》をケアするなどもこなします。

 手打ちするのは少し重いですが、《ペディア》で綺麗に撃てる試合も存在するためリスクに見合ったリターンはあると思っています。

《飛翔龍 5000VT》

役割:軽量除去・アドバンテージ獲得・フィニッシャー

 期待の新星にして最後の強化パーツです。

 軽量コストかつ1:2交換を行う、《シェイパー》のような側面と、メタカードを全て吹き飛ばす《「開けるか?」》のような性能を併せ持ちます。

 除去の後に1ターン無防備なターンを作れるのも、実質Exターンと、大きすぎるアドバンテージを得ることが可能になっているカードです。

 手札スロットの圧縮量や、得られるアドバンテージが巨大な他、恵体なのでコントロール時にちょこっと出てきてアタックに参加します。

 また、そこそこの頻度で《PJ》を唱えられ、《Vol-Val-8》のように走ってきます。

 このカードを多投することで《「開けるか?」》や《ダークネス》の枚数を落とすことができ、デッキ全体が同じ方向を向くため、プレイの一貫性を測れます。

 非常に強力なカードですが、自分はかさばった時が好きではないこと、《「開けるか」》を唱えても手札スロットには余裕が生まれやすいこと、ケアされることなどを考慮して枚数を1枚まで落としています。

 取り回しが良く、序盤のこれをマナに埋めたいので、2枚までなら躊躇わず入れていい範囲だと思います。

 後述しますが、このカードの価値を高く見る場合、《シェイパー》の価値がどんどん高いものになります。

以下8/8追記

 枚数を増やしました。メタカードの質や【アナカラージャオウガ】側のプレイがソートスパンのゲームに変わってきているので、2枚採用し、確実にゲームに絡められるようにしました。

5.不採用カード解説

 【サガループ】における不採用カードは入らないカードではなく、その時入らなかったカードです。下記のカードはどれも採用していた時期があり、メタゲームの推移により、再び採用することが考えられます。

《ストリーミング・シェイパー》

役割:アドバンテージ獲得

 上記した通り、【ダンタルサガ】はドローソースを挟まなくても高コストのカードをプレイすることができるため、アドバンテージ獲得しかできないこのカードはあまり好きではありません。

 反対にこのカードの強みを考えると、主に以下の3つが挙げられます。

  1. 4キルの精度の高さ
  2. 墓地リセットへの耐性
  3. VTとの相性の良さ

1.について

 手打ちはもちろん、《サガ》+《イザナギ》への変換時に唱えることで、一気に山札を掘ることができるため、純粋にサガサガの確率が大きく上がります。

 特にミラーで意識したいポイントです。

2. について

 コントロールプランにおいて、多くの試合で起点になるのは《サイクルペディア》です。一度使ったカードを再利用し《サイクルペディア》着地ターンのラグを消し、次のターン以降に捲くるのが目的のため、着地直前に墓地リセを当てられると、少し動きがぎこちなくなります。

 それに対し《シェイパー》は墓地ではなく手札にリソースを抱えられるので、多くの墓地リセを透かすことができます。

3.について

 《シェイパー》は言ってしまえばアドバンテージを稼ぐことしかできないカードです。

 しかし、比較的軽いコストかつ盤面への影響の大きい《5000VT》という吐き先を手に入れた今は、アドバンテージを稼ぐだけで十分すぎる仕事を果たします。

 《5000VT》の枚数を2枚、3枚と増やすにつれ、カードの価値が向上します。

 今挙げた3つの理由を強く意識した際、自分はこのカードをもう一度採用することがあると考えています。

《疾封怒闘 キューブリック

役割:アドバンテージ獲得・軽量除去

 不可能を可能にする男です。

 ハンド0サガループでもダンタルが2本見える前にこいつが見えたら勝ち。墓地0ボードメタクリでも1面なら突破可能。《CRYMAX ジャオウガ》の攻撃を変な形で避ける。《アルカディアス・モモキング》や《超球の超人》の返しにサガループで勝利。《ガル・ラガンザーク》も一発解体。《ゼニスザーク》のパンチに合わさって逆転。《エマタイ》で《U・S・A・BRELLA》が帰宅……。

 どこからでも逆転できる宇宙一強いカードですが、色が弱すぎることと、序盤の攻防を優先したいという2つの理由から、《「開けるか?」》の3枚目に枠を譲っています。

 本当に強すぎるので一刻も早くデッキに入れたいです。明日には戻しているかもしれません。

 このカードも《シェイパー》と相性が良いため、《VT》と合わせて多数投入する形も強力だと考えています。

以下8/8追記

 再度採用いたしました。最強すぎるので。

 交換枠は早いゲームを見るための《ドアノッカ》を1枚変更。

 《VT》と併せて、一手の差し合いを有利にしたい目的で採用しました。

 

《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》

役割:軽量除去・アドバンテージ獲得・フィニッシャー

 盾回収でフィニッシュを兼ねつつ、軽量除去を行えます。

 現在は《バビロニア》が強すぎるため《バビロニア》発見後は採用することはありませんでしたが、枠圧縮の観点で考えると《シェイパー》や《PJ》に近いカードなので、常に採用を検討しています。

《ブラッディ・タイフーン》

 ミラーで差をつけるには、もう初動を増やすしかありません。

 でも、虹です。呪文です。手札のオリジンを捨てることができません。

 でも、今からミラーで差をつけるには、もう初動を増やすしかありません。

 コントロールプランにはそぐわないので、現在は採用していません。

 でも、ミラーで差をつけるために、ここを増やすのは常に選択肢に上がります。

6.基本プレイ解説

 再三書きましたが、主にコンボプランとコントロールプランに分かれます。

 どの対面でも先攻はほぼルーターから入ります。

 後攻の場合は対面のデッキや動き次第で《審問》や《「開けるか?」》からスタートします。

 5マナまでに墓地リセなどを食らった場合は即座にルーターで墓地を戻し、常にループの危険性をちらつかせます。

 目指すマナ域は5マナです。

 《ペディア》のプレイ、ルーター+《サガ》、《「開けるか?」》+《サガ》などのくっつきが大量にできるため、ひとまずは5マナを意識しましょう。

 コンボプラン

 ・ルーターや《イザナギ》で《サガ》の1枚目を探す

 ・《サガ》をオリジンに変換して2枚目を探す

 ・《審問》や《「開けるか?」》で相手の行動を咎め時間を貰う

 ・ルーターや除去を手に構え、5マナ域で2+3の即死を狙う。

 などの行動に変化します。

 コントロールプラン

 ・ルーターや《サガ》で《ペディア》や《ダークネス》の1枚目を探す

 ・《サガ》の効果でルーティングを続け、強い手札を常に作る。

 ・《審問》や《「開けるか?」》で相手の行動を咎め時間を貰う

 ・《サガ》+《イザナギ》+《「迷いはない」》で壁を並べる

 ・4マナ域で《レオポル》を通す。5マナ域で《サイクルペディア》を置く。などでリソースを稼ぐ。

 などの行動に変化します。

 しつこいようですが、両プランでほとんど同じカードを使うので、「コントロールプラン予定が、メタクリが消えたタイミングでループへ」

 「ループを狙っていたが思ったより邪魔されたので《ダークネス》と《ペディア》でコントロールへ」とプランを行き来して戦います。

 最終的には大体ループしますが、対面によってはループをせずに超過打点で殴り切ることも多いです。

7.対面解説

7-0.ミラー

 基本的には牌効率を重視した速度ゲーです。3tサガサガは不可避の魔弾。

 プレイが介入するのはお互いにサガサガの完成が遅い場合のケースなので、そのケースについて解説をします。

 基本的にはお互いに1枚目の《サガ》を咎め合うゲームです。

 2tは、よほどのことがない限りルーターを唱えるか《ブルース》を出して墓地のリソースを稼ぎます。

 その後は相手のハンドの切り方を推測し、《審問、開けるかのケアや置きサガなどの択を選びます。

 《審問》で見たハンドが《サガ》+《迷い》といった持ち方の場合は基本的に《迷い》から落とします。

 また、全て揃いそうなときなどは《ダンタル》から落とす択も存在します。

 他には早期に《Mロマ》+《ダンタル》で《ウォズ》を出し、相手の墓地の呪文を奪って《サガ》をアクティブにしない などの小技もあります。

 《ラッキーナンバー!》は次のターンに《ペディア》、ルーター+《サガ》、サガサガセットが揃っているときに唱え、それ以外のタイミングは状況が好転しないため唱えない場合が多いです。

 5マナを超えると、《ペディア》や《ダークネス》が本気を出し始め、リソースゲームが壊れるので、乗り越えた後は先手有利になりがちです。

7-1.火自然アポロヌス

相性認識

有利対面です。

 先攻であればサガループが素通りし、後攻は《審問》でカバー可能。仮に走られても《「迷いはない」》で逆転可能なため、対面の練度に関わらず有利です。

キーカード

《サガ》《「迷いはない」》《審問》《「ラッキーナンバー!」》

目指すゲーム進行

 先攻はルーターを打って《サガ》を引き込みに、出来るなら墓地に落としに行きます。引けなかったら《審問》で《カチコミ》を弾きましょう。
 後攻は《審問》から入ります。しかし《ヘルコプ太の心絵》や《進化設計図》など、相手のハンドが太い時や、ルーター+《サガ》ある時は、ルーターで《サガ》を捨てて盾の《「迷いはない」》に命を懸けます。

 反対に、相手が《ストリエ》スタートだった場合などは《審問》一発で崩れてくれることもあるので、相手の動きによって手を変えましょう。

 一回崩した後は、「ループに入る」「手札を落としきる」「パワーラインの違うブロッカーを並べる」「タマシードを弾く」などの方法でゲームを伸ばします。

 長引けば長引くほどこちらが有利になるので、揃い次第ループし、殴り倒します。

細かいテクニックや意識

・《レッドゾーン》は《ブルース》で、《ブラックゾーン》は《レミング》でケアできます。

・先攻で《F》絡みのフルパワーダッシュはやられたら泣きます。

・4t以降は《パーリ》をいつ受けてもいいハンドを作りましょう

・3tの《パーリ》直撃は避けれないことの方が多いですが、3キルされていないのでそこから立て直します。

7-2.光火サムライ

相性認識

 ド有利。墓地リセも3キルも飛んでこない【アポロ】です。

 ゲームが長引くと《ラフルルラブ》が絡むことには注意します。

キーカード

《サガ》《「開けるか」》《「ラッキーナンバー!」》

目指すゲーム進行

 基本的には配効率通りに動かしループを狙います。墓地に《サガ》を置きたいので《イザナギ》への変換も躊躇わず行います。

 マスト除去として、《チャラ・ルピア》には《「開けるか?」》。先攻であれば《邪招待》をプレイし、大きくテンポロスを狙います。

 早めに墓地に《サガ》を置き、とにかくハンドを回して《ラフルル》が絡む前に突っ込ませて《「迷いはない」》を踏ませるか溜めたところにループを当てれる状況を目指します。

細かいテクニックや意識

・メクレイドは召喚だから《「ラッキーナンバー」》で止まるくらいですかね。これもルールの知識なのでテクニックなどはマジでない。

7-3.水闇自然ジャオウガ

相性認識

 《VT》の採用枚数やお互いの練度次第で勝率が変わります。

 《VT》0枚は不利。1枚は微不利。2枚から五分〜有利。3枚積むと有利対面になる。 というのが自分の持っているイメージです。

キーカード

《サガ》《イザナギテラス》《「開けるか?」》《PJ》《ダークネス》《サイクルペディア》《VT》

目指すゲーム進行

 相手のメタクリやランプを潰していきながら、《サイクルペディア》《ダークネス》《VT》などでリソース差をひっくり返します。

 その後は過剰打点で殴るか、早期にループに入り殴殺します。

 《CRYMAX ジャオウガ》で即死しないようブロッカーを立てる他、《PJ》や《サイクル》で執拗なまでに《とこしえ》を除去し続けることが勝ちにつながりやすいです。

細かいテクニックや意識

 後手番だと、手札に1スペース余裕があるので、2tから妨害札を唱える試合が増えます。複数引いている場合などは相手の動きによって当てる妨害札を変えます。
・《とこしえ》→基本《審問》から
・《アプル》→基本《審問》から
・《極楽》→基本《開けるか》。マナにアナカラーが揃ってるなら《審問》も検討
・《極楽》+《とこしえ》→《開けるか》で《極楽》を処理。

・基本的に先3の《デドダム》や《ラジオ》が通らない試合は優位に進められることが多くなります。

・オコジョスタートの場合は潔くルーターを回して速度勝負をしましょう。メタクリとリソース、どちらかが欠けた瞬間にその弱点を突くルートへ移行します。

以下8/8追記

・先攻の場合、《VT》の返しに当たるダークネス1本でゲームが沈みます。そのため、《サイクルペディア》や《レオポル》をプレイし、手札を+1枚できるように調整します。

・後攻の場合は《VT》のみであれば手札は足ります。しかし小型除去や《審問》、《サガ》のプレイで手がなくなるため、同じようにリソースカードのプレイ優先度を上げます。

7-4.水魔導具

相性認識

 不利です。しかし、それは対面も自分もセオリーを全て知っている状態の話であり、理解度の差で有利不利を捲ることが可能です。

キーカード

《サガ》《レオポル》《イザナギ》《邪招待》《サイクルペディア》《ウォズレック》《審問》《PJ》《VT》《「ラッキーナンバー!」》

目指すゲーム進行

 キーカードの量から察する部分が多いと思われますが、この対面はリソースゲームかつ超コントロールゲームです。

サガ視点の負けパターンが以下の二つです。
・《月下卍解》の成立
・《ゼニス》+《パルテノン》の成立

逆に相手視点の負けパターンが以下の三つです。

・サガループの成立

・打点を溜め込まれての殴打

・毎ターンラッキーナンバー10+5

 こちらは《月下卍解》を撃たれないように《卍 新世壊 卍》を徹底して弾くゲームを作り、【水魔導具】側は《ブラッドゥ》で遅延するか、《パルテノン》を貼ってこちらの行動を咎めるゲームです。
 《パルテノン》と《卍 新世壊 卍》は除去された時のテンポ損やリスクが重く《ブラッドゥ》は《卍 新世壊 卍》がないとシンプルに足が遅くなります。
 反対にこちらはメインフェイズでエレメント除去を行うと後手後手に回りやすく、《イザナギ》や《サイクル》のついでに唱えられないとテンポを損失します。

 サガ側はハンデスなども兼ね備えていますが、どこかでリソースカードを通さないと厳しい試合になりがちです。

 そして、向こうは7.8マナ域辺りからはロングシュートからの《試練》で無限ターンが成立が存在するので、基本的にこちらから殴りに行く必要があります。

 主に《卍 新世壊 卍》進行を咎め続け、《ナンバー》を唱えるか、《VT》を除去体制持ちの3打点として運用し、分割リーサルを狙う試合。

《パルテノン》と《ガルラガン》を越えてループに入る試合。この二つが勝ち筋になり、おおよその場合一つ目を目指してゲームを行います。

細かいテクニックや意識

・先後が如実に勝敗に関わる対面です。

・相手が《卍 新世壊 卍》を置いていない+《バレッドゥ》を2回or《バレッドゥ》+《ゾメンザン》を撃たれていない時……などの条件下で《レオポルディーネ公》の上をプレイする択があります。これは、相手の《卍 新世壊 卍》が来る前にリソースゲームを破壊することが目的です。

・置きサガ進行で《ブラッドゥ》を受けた後でも《サイクルペディア》をアクティブにすることができます。

・マナの到達目標は一旦6としています。《ウォズレック》を通し、相手の《ブラッドゥ》で墓地を洗うことでリソースゲームの逆転を狙います。

・その後はロングシュートに気を使いながら立ち回ります。

・《邪招待》で《パルテノン》を剥がす試合はターン開始時のサガ効果から《イザナギ》に変換して唱えてサガループを狙います。

・《旋壊》は避けろ

7-5.ライオネル.star

相性認識

 《キューブリック》を採用していたら【ダンタルサガ】有利。

 不採用であれば【青白ライオネル】が有利となるマッチアップです。

目指すゲーム進行

 青白側が墓地リセ+《パルテノン》デッキなので、墓地を2-3個作り続け、常にサガループの圧をかけます。

 相手のデッキは1ターンに1アクションしか取れないので、ゲーム全体の進行は《サガ》や《バビロニア》といったシステムクリーチャーで山を回して墓地を増やせるカードを優先して置きます。

 即座にボード定着が難しい場合は《サガ》を《イザナギ》に変換しないことを常に検討します(《「迷いはない」》で盤面に戻せるときはハンドの《イザナギ》を質の良いハンドに変換する)。

  1. 墓地リセが切れ、パルテノンだけでターンが帰ってくる。
  2. パルテノンが切れ、墓地リセだけで帰ってくる。
  3. どちらもなく、諦めて《アルカディアス・モモキング》で制圧しにくる。

 最終的に上記いずれかの3パターンになることがほとんどです。

 上から順にそれぞれ勝ち方が存在します。

  1. ターン開始時サガ効果で《イザナギ》に変換して《邪招待》プレイ。そのままループまで走って勝利
  2. ルーターサガサガ
  3. サガループを開始し、道中でキューブリックに辿り着き、《アルモモ》を弾いて勝利

 【青白ライオネル】側はこれらのカードを常にプレイし続けることも難しく、要求勝負になった際にどこかで綻ぶことがほとんどなので、その隙をついてループを決めて勝利するのが目指す勝ち筋です。

細かいテクニックや意識

・相手の3マナ前に《審問》を挟むことで《なぜ離れ》を欠損させてデッキの動きを鈍くすることを狙います。また、盤面にタマシードがない時に唱えることで《カーネン》を弾いて《ライオネル》のチェインを止めます。

・とにかく墓地リセにマナを使わせるためにルーターは常に手札に1本構えてゲームを作ります。

・《パルテノン》は《アルモモ》着地前に弾くように意識して、《パルテノン》+《アルモモ》の完成を遠ざけます。特に何もなければ即割くらいの認識で大丈夫です。
・相手の5マナ到達の前までに《イザナギ》をボードに置くことで《MAXジョニー》のEXWINを防ぎます。

7-6.5cコントロール

相性認識

基本的にどの型でも有利です。

キーカード

《審問》《サガ》《バビロニア》《「開けるか?」》《ダークネス》

目指すゲーム進行

 先攻なら3t、後攻なら2tに《審問》を唱え、ブーストを叩いてターンを貰います。

 《とこしえ》を持っている場合でもプレイさせ、相手の手札を絞って、手札で虹を詰まらせ、隙が出来たタイミングでアドバンテージを獲得しに行きます。

 この進行ですと《ロスト》を受けた後も手が細いままなので、上の数枚や《ダークネス》から捲りに行くことが可能です。

細かいテクニックや意識

・とにかく《ザーディ》着地まで手が薄いデッキなので、こちらの《ダークネス》が先に通ればコンシードも可能です。

・《ドルファ》は《ノッカ》同時踏みや《ブリック》+《ジャドク》で一応ギリギリ突破可能。ほぼ不可能ですが。

・フィニッシュ時は《白米》などを盗むことでマナゾーンのカードを回収。《お清め》で相手の墓地洗いなど、《「ラッキーナンバー!」》や《バビロニア》がなくても安全なフィニッシュが可能となります。 

7-7.闇火テレスコ=テレス

キーカード

《ウォズレックの審問》《イザナギテラス》《氷牙レオポル・ディーネ公》
《サイクルペディア》《サイバー・K・ウォズレック》 《「・・・開けるか?」》《PJ》《ダークネス》

相性認識

 基本的にどの型でも有利です。

目指すゲーム進行

 《審問》でチャージャーや《鬼寄せ》を叩き、相手の展開を鈍らせます。

 4tには《レオポルディーネ公》を、5tには《サイクルペディア》を置き、相手に処理要求を押し付けながら1:2交換を行い続け、リソース差で押し潰す展開が理想です。

 一般的なリストには取り回しのいい除去が《武ルピア》と《邪招待》《ダークネス》くらいしかないので、序盤は墓地の枚数を3枚以下に抑え、相手にアドバンテージを取らせないようにします。

 呪文を撃ち続け、毎ターンクリーチャーを少しずつ並べて超過打点を組んで勝利します。

 最終盤面はループせずに殴り切ることがほとんどのため、《パルテノン》や《ルピア炎鬼》は大体の試合放置します。コントロールに向き合われても嫌なので、最低限のサガループだけはちらつかせておきましょう。

細かいテクニックや意識

・《ルピア炎鬼》は《邪王門》《ダークネス》の展開を咎めるので勝手に苦しんでくれます。こちらから構ってもいいことは少ないので全力で無視しましょう。

・《テレスコ》は一見着地すると危険に見えますが、その場で処理すれば5マナ払った《ブレインタッチ》にしかなりません。《ダークネス》や倍化した《「開けるか?」》をしっかり当てて落ち着いて処理します。

・掘り下げると、先手でこちらが《レオポル》→《ペディア》と動いてから、相手の《テレスコ》が着地。ここに《「開けるか」》(《イザナギ》経由やルーターともくっつく)を唱えるだけで2コスト2ドロー1体除去で破格のコスパを誇る除去に変化します。

・また、レオポルがいる状態であれば《エマタイ》などである程度のドローはさせても問題がないことが多いです。これは相手が処理できないハンドを構えても吐き切れないことがあるためです。

・ループ導入時に《PJ》の除去から入る場合、《ルピア炎鬼》は除去せず効果無視を選ぶ方が得です。こうした場合、《ラッキーナンバー》がマナや盾に落ちている場合はボードを広げるだけ広げてターンを返します。

 すると、《ルピア炎鬼》の効果が戻り、相手はセルフで《邪王門》を止めながらこちらの大量の打点と向き合うことになります。

8.終わりに

 このデッキが殿堂入りするということで、僕の今持っている知識を詰め込みました。

 自分から見た【ダンタルサガ】は間違いなく歴代最強のデッキであり、これを超えるデッキは現れないのではないかと感じています。

 殿堂発表こそ来てしまったものの、あと6日間は最強のデッキです。これを機に興味を持たれたら是非使ってみてください。

 また、再度の宣伝になりますが、この記事は基本無料で投げ銭形式となっています。ご購入いただいたお金は、今後の調整グループの活動に充てさせていただきます。ご満足いただけたら購入していただけると、今後の活動の励みになります。

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 ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。何か質問があれば、いつでもこちらのTwitterで質問してください。リプライ他、DMも解放しています。

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 それでは、また次の記事でお会いしましょう。

スペシャルサンクス

 今回調整に付き合ってくれたり意見交換をした主なメンバーです。リンクは各人のTwitterに推移します。

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その他、一度でもフリー対戦や調整をしてくれた方々。

意見をくれた方々。

 

・サガループのスライドをくれた人です

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・ダンタルループの動画のリンク許可をくれた人です

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