晴れた日は畑を耕して

縮めて「れたはを」。カードゲームとか読んだものとかの感想とか

【Lycée】リセGP前日フェスタ東京に参加しました【大会レポート】

0.はじめに

 初めまして。あーくんです。

 この記事は主にLycéeのプレイヤーの方が読むと思われるので、簡単な自己紹介をしておきます。

 普段は関東圏でデュエル・マスターズというカードゲームをプレイしています。およそ20年ほどやっており、現在は公式の記事を書いたり、選手としてランキングの上位を狙ったりして競技プレイに取り組んでいます。

 ちょうど先日から有志のスポンサードを受けました。他にも色々なカードゲームをそこそこやってます。

0.5. LycéeOverture

Lycéeって?

 Lycée Overtureというカードゲームです。題材が美少女ゲームもいうことで都内でも取り扱い店舗の少ないゲームです。

マイナーゲー?面白いの?

 めちゃくちゃ面白いです。デュエル・マスターズのマナシステムのようなハンド管理、WSや金色のガッシュTCGのようなリソースとライフの概念、MtGのようなコンバット……とにかく色々なカードゲームの難しく面白いところを詰め込んだようなゲームです。

 公式大会も定期的に行われるので楽しむ機会が多いです。

1.きっかけ

「逆にLycéeじゃね?」

「逆にね」

 エボルヴ、ワンピースと流行っている中、逆張りの王であるユーリとしあがなにやらLycéeを始めようとしていました。

 自分もその時はなんとなく会話に乗る程度で終了。よくある悪ノリのつもりでした。しかし……

x.com

x.com

 

 なんかハマってね?

 話を聞いたら先に挙げたゲーム感に魅了されたようです。

「あーくんもやろうよ。最近アリスソフトが来たよ。アリスソフト好きでしょ」

 という半ば煽りに聞こえる誘い文句を受けたり、8月中旬にデュエル・マスターズもオフシーズンに入ったことも重なって、いざ自分もLycéeを始めてみました。

 ハマった。

 予定を確認して後日9/16のフェスタ参加を決めました。途中定員埋まって絶望したけど枠増やしていただいて本当に助かりました。

 メインのゲームはDMで変わらず、リセも楽しんでいこうと決めました。

2.カードなくね?時間も足りなくね?

 大会に参加するということはデッキが必要ということです。

 時間もない中、自分の動きに注力するデッキの方が良さそうという判断から、今回候補に挙がったのは3宙、超大型宙、花単の3つでした。

 その中で、せっかく初めて大会に出るなら面白いカードを使いたいということで《悪魔図書館》を使用できるデッキにしたかったため花単を候補から切ります。

 順当にいけば3宙なのですが、ここで問題が発覚……。

「2.0コト、売って無くね?」

 超大型宙も《麦野》が売ってないという問題があったのですが、これは以前から組んでいた身内が最悪貸せるということで解決できました。しかし、《コト》に関しては誰も持っていませんでした。

 プレイしている感覚でLycéeは構築が完璧であることより道中の盤面やリソースの管理をしっかりできるほうが勝ちやすそうと感じていたので、練習時間もなく、実際に集まる見込みが薄い3宙を諦めて超大型宙を使うことにしました。わかりやすいのは正義。

 ちなみに《エスネア》のSRが市場になかったので、《エスネア》は3枚サインで集めました。これやるならサインの《コト》を買った方が良かったのでは?という話はあります。

3.使用デッキ

lycee-tcg.com

 しあのアドバイスを多大に受け、一般的なリストより《エフネ》と《ツキコ》の枚数を増やした構築です。ていうか足りないカードも貸してもらいました。感謝しかない。

 《魔物を討つ者》は前日にバーン雪と回し過ぎたせいで枚数を増やし過ぎました。ここは1枚《野村美希》で良かったです。

 以下、各デッキへの認識でした。

vs.3コス宙

・DFの中央をチャンプで埋め、《ヴァレリア》(コト)のパンチを止め、もう2面を開けて手札誘発をちらつかせながらパンチを牽制する。

・それだけだと《制服デビュー》+《コト》で除去されてしまうことが多いので、できれば《魔物を討つ者》まで構えたい。

・基本的に《サテラ》進行でないとリソース差で負ける。

・裏を一面止めても8~10点クロックが止まらないので、早期に手札誘発で通しに行く意識を持つ。

vs.バーン雪

・《かなみ》がないとクロックが足りない。

・手札誘発を構える意識。

・使い切っていない《小町》や《あいり》には《ロンゴミ》を当ててくじくパターンあり。

・《サテラ》か《サイゼル》をしつこく出してどこかでパンチを通す。

・ヒール2面が立つとほとんどどうにもならないので早い段階で《ロンゴミ》や《ホーネット》で弾く。

vs.花単

・《ロンゴミ》で《アナスチガル》などの優秀なDFを除去する。

・パンチは基本チャンプで受ける。同列の連パンも多いので、早い段階から打点を抑えるチャンプブロックを意識する。

・中央列から先に叩いて横のSP振り分けを最大効率でさせにくくする。

vs.ウィニー

・DFにAP1を並べてチャンプする。

vs.移動日

・手札誘発を構えて後ろでキャッチする。

vs.月

・誰もデッキを持っておらず、なんとなく数値をいじってきたりバウンスをしてくる特性(マジックで言う青みたいな印象)ということだけ頭に入れました。

4.当日のレポ

 ちょっと萌えに夢中になりすぎてるな。

 会場中萌え萌えでした。

 到着からほどなくして大会開始。

R1先×3宙

 こっちの《サテラ》《リムス》《水無月》に、後1《ヴァレリア》→《キュウビ》《ラウラ》!

 2ターン程パンチ数が止まらず、手札誘発で移動させてブロックするタイミングでは《制服デビュー》+《コト》でゲームエンド。

 初めての試合でしたが対戦相手の方が逐次効果処理を宣言してくれて助かりました。

R2先○手札宣言雪

 先1《サテラ》から《メフィスト》と《エスネア》展開。

 そこに手札宣言の除去が当たって除去メタなし。

 終わったか?と思いきや、相手の方もリソースの消耗が激しく、数ターン動きが鈍い状態。手札宣言で誘発する盤面バフで殴る、クロックパーミッションのようなデッキでしたが、上手くメインエンジンが回る前に2回目の《サテラ》着地でリソースゲームに復帰。そこからは大量に手札を構えて《ホーネット》と《ロンゴミ》で制圧して勝ち。

 試合後お聞きしたところタイトル統一とのことでした。

R3後×大型月

 本当に一枚もカードがわからない対面。何度も確認させていただきました。本当に助かりました。

 先1でDMG操作が出来る大型のクロックと、DFにコスト発生を立てられた返しにこちらが《ホーネット》スタート。

 焼きをどちらにするのかという択でDFシステムを割って進行。最終的にバウンスとDMG減少を駆使されてダメージレースに負けたため敗北。

 試合後、「後手1の除去では前を割るとクロックが絶対に追いつかないと」聞き、ゲームへの知見の浅さを感じました。

R4先○花単

 相手の展開の後に《ロンゴミ》が綺麗に当たり、《野村美希》も引いたり、と全体的に引きの強い形で進行して何とか勝利。

 最後に《エスネア》の使い方の指摘をしていただきました。また、印象的だったのは、「この対面練習が少なくて1tの展開を間違えた」って感想戦後すぐおっしゃられていたことです。今までやってきた他のTCGでこれを言う人は本当にごく少数だった(そもそも1tのミスをミスと認識できる人の少なさがあります)ので、マジで強い人に当たったんだなぁと考えていました。翌日、リセ名人になられていました。そりゃ強い。

R5先×3宙

 《ヴァレリア》から《ラウラ》と《ベアトリーチェ》が出てきて一生クロック捲れず負け。

R6後○花単

 手札宣言多めで軽量のカードを減らしている花単の方との試合でした。

 手札が事故ってしまったようで《トラム》でこちらが合計4ドローできるような展開。《ロンゴミ》と《麦野》を合計4回たたき込んで盤面を相手の完成させることなく《サテラ》と《かなみ》で殴り切って勝利。

R7後×3宙

 Lycéeを始める際、「この人強いからフォローし得」と勧められたひろぽんさんとマッチング。

 試合自体は《ヴァレリア》《ベアトリーチェ》《ラウラ》でクロック差がついて実質ゲーム終了。

 手札宣言を構えるもののDFの配置ミスで有効に切れないタイミングがあり、《キュウビ》除去を放ったタイミングで除去メタが当たり2試合分くらい敗北。

 ゲーム中の宣言系のミスの巻き戻しや、終わった後の感想戦などもたくさん対応してもらい助かりました。

結果3-4

 不甲斐ない……。

 一緒に来ていたユーリは5‐2。しあも3‐4で翌日の権利は誰も取れず帰宅へ。

5.終わりに

 ほぼ1ヶ月でルールの理解から大会まで行ってみましたが、そんな状態で結果が残せるほど甘いゲームではありません。会場の空気感などを知ることが出来たのが今回の収穫でした。とはいえ勝てなかったのが本当に悔しいのも事実。

 来期はデュエルマスターズのランキングに多くの時間を使用する予定ですが、またどこかで折を見てフェスタの参加やGP出場をしたいと思っています。

 とりあえずゆずソフトは買う。ゆずソフトが好きなので。

 これを機に、Lycéeプレイヤーの知り合いが増えたり、DMPが少しでもLycéeに興味を持ってくれたら幸いです。

 今回はここまで。またお会いしましょう。それでは。