晴れた日は畑を耕して

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【DM】シータテラスネスクノヴァ解説

 

0.はじめに

 こんにちは。あーくんです。

 参加予定の全国大会が延期した関係で全くと言っていいほどデュエルマスターズをプレイしていませんでしたが、最近とても使いたいカードが出たので、少しプレイしていました。

 そのカードがこちら

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Googleに テラスネスク と入れて検索すると
「もしかして:テラネスク」と出てくる現状を変えたい。

 回しているうちに出力の最大値がとても高いことがわかり、一緒に回していたtakiさんとvault大会で使用し、9/14.15の2日間でそれぞれベスト4と優勝ができました。CS予選くらいなら抜けれるポテンシャルを持っていると考えられます。

 大会などもなく、せっかくなので解説記事を書きました。

 よければ参考にしてください。

 文字数の都合上、カード名を省略して書く場合が多いのでご了承ください。

 例:《仙祖電融 テラスネスク》→《テラスネスク》

 

1.基本リスト

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画像はDECK MAKERにて作成致しました。

 

メインデッキ

4 x ボルシャック・栄光・ルピア
4 x Disノメノン
4 x 切札勝太&カツキング -熱血の物語-
4 x 王来英雄 モモキングRX
3 x アルカディアス・モモキング
3 x 仙祖電融 テラスネスク
4 x 蒼き守護神 ドギラゴン閃
1 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
4 x “龍装”チュリス
3 x ドンドン吸い込むナウ
3 x 爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」
1 x 生命と大地と轟破の決断
1 x ボルシャック・ドギラゴン
1 x フェアリーの火の子祭

超次元ゾーン

1 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神
1 x 邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
1 x 始原塊 ジュダイナ/古代王 ザウルピオ
1 x 無敵剣 プロト・ギガハート/最強龍 オウギンガ・ゼロ
1 x 銀河剣 プロトハート/星龍解 ガイギンガ・ソウル
1 x 熱血剣 グリージーホーン/熱血龍 リトルビッグホーン

【9afe2f10610fde797bf3cfe600a1cf21】

 

2.基本理念

 《ドギラゴン》から《テラスネスク》を出し、《「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》で《ガイハート》を装着、盤面0から処理の難しい致死打点を作り一気に攻め切ることをコンセプトに据えています。

 純正の『シータノヴァ』と比べると《ドギラゴン》から出る対象のカードパワーが上がっており、《カツキング》+《ドギラゴン》のような面を作る動きもより強力になっています。

 しかし、純正の『シータノヴァ』よりブースト等の低コストのカードが少なくなっており、《ドルガン》+《ドギラゴン》に頼る部分が大きくなっているデメリットもあります。

 また、《モモキングRX》のパッケージと《テラスネスク》のパッケージがあるだけでなく、マナゾーンに触る機会もあるのでハンドキープや試合の組み立てが難しいこと、そしてメタカードの採用がシビアなことも主な欠点として挙げられます。

 

3.採用カード解説

《仙祖電融 テラスネスク》

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 コンセプト1。《ガイハート》だけでなく《バトライ閣》の建築もできるし《シャッフ》も使える。《吸い込む》を唱えることでジェネリック《カツキング》にもなる。困ったら《バスター》から投げて《ノメノン》を添えて顔に突っ込める。《プチョヘンザ》を出されても《テラスネスク》+《ノメノン》で殴り返しを防ぎながら面を作ってカウンターの線を作る。等々……非常に器用なカードです。

 こうやって書くと非常に強そうなのですが、手札枚数の関係上中盤に素出しするのは難しく、基本的に革命チェンジの弾としての運用になるので最大枚数から1枚落として3枚。デッキの根幹は変わらず革命チェンジであり、コンセプトではありますがあくまでサブギミックの一つという認識です。

《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》

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 コンセプト2。「《テラスネスク》からプレイして一番強いカードはなんだろう?」から見つけたスーパー火力カード。最初は《テラスネスク》で唱えて更地から対処しにくいリーサルが組める、かつての《リンネ》を絡めた《ラフルル》のような認識でした。

 その際、一緒に回していたtakiさんから「手打ちでも小回り良く超次元が使えるよ~」と教えてもらい、フィニッシャー以外の役割を持たせられるように変化しました。主に以下のような選択肢をから攻めに幅を生みます。

《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》

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 ボードができている時や一気に詰める時に選択するカード。

 再三書くようですが、《ドギラゴン》+《テラスネスク》のパッケージから飛んでくる《ガイギンガ》は現代デュエル・マスターズでも十分すぎる破壊力を持ちます。

 《テラスネスク》がジャストダイバーだけでなくEXライフも持つので、《ドラゴンズ・サイン》から出てくるブロッカー1枚程度なら攻め手を緩めることなくボード形成まで行うことができるのが今までの《ガイハート》になかった点となっています。

 従来の『シータノヴァ』が抱える欠点の一つである「1枚から6点が作りにくい」という部分を綺麗に解消できている点が非常に強いのですが、現実は《ドルガン》から入る試合以外はボードに何体かいる状態で攻撃することのほうが圧倒的に多く、そうなってくると後述のカードを使用することも多々あります。

 もちろん、従来行っていたトリガーケアの要素やボード処理に使用することもあるため、総じてデッキ全体の火力を引き上げているカードになっています。

《邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロバゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス》

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 ボードを作る時や一気に詰める時に選択するカード。

 《「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》は《ガイハート》だけではパーツが揃ってからのフィニッシュカードとしてしか使えません。《ボアロアックス》はフィニッシュまでのパーツを探すなど中盤のゲームメイクができるようになるため、《「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》の柔軟性を上げる性質を持ちます。

 「ガイハートが強い!」という着想からデッキを組みましたが、前述した通り《ガイハート》装着のタイミングが基本的に《ドギラゴン》から《テラスネスク》を着地させたタイミングであり、それ以外の盤面ではこちらを装着させる事が多いです。

 主な運用としては3tに出した《栄光ルピア》や《ノメノン》等に手打ちから着け、マナから5コストドラゴンを着地させる動きや、終盤のSAに装着させて疑似的な《ネイチャー》として使用します。

 装備したクリーチャーがそのまま革命チェンジを行うと最大でマナ、山、手札、盤面、超次元という5ゾーンから攻め込むことになるので選択肢が膨大になります。下の画像は《ボアロアックス》のcip解決前から始まる一例(上のプレイヤーが僕)です。

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ここから

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こうなって

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こう
(ガイギンガビームはザーディクリカのEXライフを剥がせて気持ち良い)

 できないことができるようになりつつ、デッキの強度が高くなるカードという風に考えています。

 ちなみに《ボルシャック・ドギラゴン》から《テラスネスク》を捲って《ボアロアックス》+《カツキング》で3面止めるなどの小ネタもあります。また、龍解すると盾から出てきた《カツキング》が分身するようになります。まあどっちもやったことないんですけどね。

《爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神》

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 ボードを作る時に選択するカード。

 『リースRX』ほどではないけどそれでも出力の出る置物。完全に《テラスネスク》単体の盤面などはこちらから入ることも。

 《テラスネスク》の場持ちがあまりにも良く、《テラスネスク》自身の防御性能が高いため、次のターン概ね1回は捲るチャンスを得られる確定保証みたいなのが付いてくることから《バトライ武神》は作りやすい部類のデッキです。

その他の超次元

 経験が足りないので、とりあえず入れているカードが多いです。《グリージーホーン》とかは使いそうです。《ジュダイナ》はひっくり返して勝ちの対面があると言われましたが、『リース』と違って簡単にひっくり返るルートがあるわけではないので使い勝手は『5c』のものに近いのかなと思います。この辺の最適解はまだまだ探せそうです。

《ボルシャック・栄光・ルピア》

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 《「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》との兼ね合いから、生きていることが重要なブーストカード。そうでないなら多色削減のため、従来通り《火の子祭》の採用が優先されると思います。

《ボルシャック・ドギラゴン》

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 いわゆる自由枠のカード。対抗馬は追加の《アルカディアス・モモキング》《バジュラ》《モモキングNEX》、その他足回りやメタカードなどが挙げられます。今回は「火文明・単色・最低限仕事する」の観点で《ボルシャック・ドギラゴン》を選択しましたが、除去耐性や多色の比率といったデッキ内バランスのどこを重要視するかで構築を変えてもらえればと思います。

《フェアリーの火の子祭》
《Disノメノン》
《龍装 チュリス》
《王来英雄 モモキングRX》
《生命と大地と轟破の決断》
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》
アルカディアス・モモキング》
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》

 一般的な『シータノヴァ』に採用されているカードなので割愛。《Disノメノン》が《テラスネスク》や《ボアロアックス》から出て打点になりやすいことだけ覚えてください。1枚の《火の子祭》は枠を見つけて増やしたら使いやすさは向上すると思います。

4.採用候補カード解説

《幻緑の双月/母なる星域》

 追加のブースト枠。手札から多色を掃きやすい点も魅力ですが、《テラスネスク》+《星域》でマナから進化を生やせるのがオシャレ。めっちゃオシャレ。

《奇天烈 シャッフ》《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》

 《テラスネスク》からプレイできるメタカード。《吸い込む》の枠に入ることが多く、『5c』や『ヘブンズ・ゲート』などを意識するならこっち。3t《テラスネスク》などのことを考えると、《シャッフ》の方が優先度が高いです。メタ枠なのでお好みで。実際14日大会では採用していました。

5.終わりに

 最近は普段からプレイしているわけではないので、各デッキの対面解説は割愛させていただきます。申し訳ございません。

 ご意見、ご質問などございましたらTwitterにて僕のアカウント(@suiyotao)にダイレクトメッセージをお送りください。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

スペシャルサンクス

 taki (@taki_sweets)

 共同開発者。《ドギラゴン》から《テラスネスク》に《ガイハート》をつけることしか脳になかった僕に「枠食うけどなんだかんだ《RX》パッケージも強いよ」「《RX》使いやすくなるし《ボアロアックス》つけると強いよ」「アクセス手段増えるならブースト増やすより《RX》入れたほうがなおさらいいよ」「しょうもないカード入れる前に《RX》入れたほうが強くなるよ」のように《RX》の強さを教えてくれ、デッキの根幹を整えてくれた人。回す約束を寝飛びしたら、ちゃっかりvault大会で優勝してた。